UNIX/Linuxの世界だと、.forwardだったり、aliasesを構成することで外部のメールアドレスに転送させることが可能なのだけど、Microsoft Exchange Serverだとその手段がよくわからなかったので備忘録として。
これはMS用語?みたいな感じで混乱してたのだけど、まずはこういうことらしい。
そもそも転送先アドレスの情報はアカウント情報と連動させる必要がある。その為、転送先アドレスの情報はActive Directory上に格納されることになる。具体的なところとしては、以下の「Exchange全般」タブにある「配信オプション」が該当する。
ちなみにこの設定はExchange Server関連の情報を操作するため、Exchange Server上のActive Direcotryユーザとコンピュータツールが必要となる。というわけで、Exchange サーバ上での操作になるのでここは注意が必要。
このオプション設定の中に「転送先アドレス」が存在しており、この転送先に外部アドレスを指定すればよいということになる。
ただ、この転送先はActive Directoryのオブジェクトを指定する必要があり、単純にフォームにアドレスを記入すれば良いということではないらしい。
というわけで、ここで活用されるオブジェクトが「連絡先」オブジェクトということになる。
オブジェクトの新規作成を選ぶと以下の画面を見てわかるとおり「連絡先」と言うオブジェクトが存在する。これを選択してみる。
まずは適当に「姓」「名」「フルネーム」あたりを設定して「次へ」をクリックする。
そのあと、「Exchange 電子メールアドレスを作成する」という画面が表示されるので、「電子メール」の欄の横にある「変更」ボタンを押す。
「SMTPアドレス」を選択して「OK」をクリック
電子メールアドレスの記入欄があるので、そこに外部メールアドレスを入力して「OK」をクリックする。
電子メールに情報が入力された状態となるので「次へ」をクリックする。
あとはこれで作成したオブジェクトを「転送先」に登録することでメール転送設定が完了する。今回使用したのはExchange Server 2003なのだけど、Exchange Server 2007/2010でも同じように動くのかいな?
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