必要性に駆られてARCserveのあれこれを勉強しているのですが、その際の備忘録。
- どうもディスクバックアップを行う際に使用するFile System Device(FSD)は、Backup Execでたとえる「ディスクバックアップフォルダ」とは違うようだ。たとえるなら、B2Dフォルダ1つ=「仮想ディスクライブラリ」に相当すると思うのだけど、FSD1つ=「仮想テープ1巻」に相当するようだ。「仮想ディスクライブラリ」に相当するのはどうやら「デバイスグループ」のようだ。
- FSDの中にはセッションファイルというファイルが複数構成される。この中にバックアップ要素1つに対応するデータが格納されている。これが蓄積されてデータが構成されるようだ。
- vSphere5.0以降で仮想化バックアップを取得する際、RO40595が必須。( https://support.ca.com/irj/portal/anonymous/solndtls?aparNo=RO40595&os=WINDOWS&actionID=3 )これが無いと、バックアップは取得できてもリストアはできなくなる。
- VSS連携はWindows Server 2008 以降ではできないようで、それはどうやらvSphere5.1でも改善されてはいないようだ。活性でのバックアップはリスクになってしまうが、VMware Toolsを導入する際、VSSコンポーネントはどうやらはずしたほうがよい。(Linuxに関してはデフォルト設定でどうやらよさげ)
- BackupExecでやってたように、リストアする際に名前を元の名前から変更させるような動作はさせられない模様。障害状態を保存するには、障害発生したVMを事前にクローニングさせることで退避させる必要があるようだ。ちなみに、VMエージェントはリストアの際に、元の名前のVMを削除してしまうんで、注意が必要と。たぶん表示名を変えてもだめ。ログに明示的に削除している挙動が記録されてた。
- ローテーションスキーマは、1ジョブでバックアップサイクルを構成させるツールみたい。なんとなくBackup Execで言うポリシー機能に似てる。でも、複数ジョブを生成する機能ではなく、1ジョブの中でスケジュールを複数持たせる機能みたいだ。
- Backup Execで言うメディアセット機能は、デバイスプール機能が握っているみたい。とりあえず現在、メディアサイクルに関してはラウンドテスト実施中。想定どおりローテーションしてくれればええんだが。。
そんな感じで、なれない環境下で一生懸命あれこれ動かしてみています。ほんと、バックアップソフトって解釈が製品ごとにまったく異なってくるからやりにくい。でも、複数の製品覚えていかないとね。設計の上流を理解しても、特にこの分野は製品によってできる事とできない事がはっきり出てしまうので。
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