Unity VSAの筐体間レプリケーションが一通り終わった。
レプリケーション状態表示画面には、以下のボタンが存在する。役割も併せて記載する。
- Delete
- レプリケーションセッションを削除する。後戻りはできない。
- Pause
- レプリケーション元でのみ実行可能。レプリケーションを一時中断する。
- Resume
- Failoverしている状態でのみ使用可能となる。Failoverしている状態を本番化する。その為、同期方向が逆転する。
- Sync
- レプリケーション元でのみ実行可能。即時同期を行う。
- Failover
- レプリケーション先でのみ実行可能。レプリケーション元からレプリケーション先へI/Oの対象を即時切り替える。例えば本番NASが障害になった場合、このボタンをクリックすることで、災対NASへ切り替えられる・・というもの。
- Failover with Sync
- レプリケーション元でのみ実行可能。まだ試してないので分からないが、多分、Failoverを行い、かつResumeも実行するというものなのかなと。
- Fallback
- Failoverしている状態で使用可能となる。レプリケーション元にI/O主体を返す。
CelerraやVNXと違って、NASサーバ機能は完全にVDM(Virtual DataMover)ベースであるため、フェールオーバーもNASサーバまるごとで行えるのは心強いかもしれない。びっくりするほどお手軽に移行できるんで、色んな意味で面白いなと。
【追記】
Failoverする場合は、必ずNAS Serverだけじゃなく、FilesystemもFailoverさせること。忘れると、ファイルシステムがReadOnlyになって色々不都合が発生するよ。
具体的に、Replication関係にあるNASを切り替えるには
- NAS ServerをFailoverする。先にNAS Serverを移動させる必要がある。
- FileSystemをFailoverする。これをやんないと、ファイルシステムがリードオンリーになって色々困る。
- NAS ServerのReplicationをResumeする。同期が逆方向で再開する。
- FileSystemのReplicationをResumeする。同期が逆方向で再開する。
という感じでやれば良い。
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