[Storage] NVMe SSDを買っちゃった。

技術のお話し

つい先日の記事で、mSATA M.2 SSDを買った話をしたばかりなのに、我慢できずにNVMe SSDも買いました。本日定時ダッシュして、ヨドバシへレッツゴーし、気づけば「これください」。

価格にして17,800YEN。嫁様ごめんなさいと謝罪しましたところ、すんげぇ睨まれました。ごめんなさい(´・ω・`)。

IMG_2742画面右側が先日買ったmSATA SSD。そして左側が今回買ったNVMe SSD。HA-8000/RS220に取り付けていざ起動。

010バッチリ認識しました。よかった。高かったんだから。

011んで、データストアとして作成。実効容量は240GB弱ぐらい。その後、UnityVSAを起動し、このデータストア上に作ったVMDKファイルをUnity VSAにぶっこんであげました。すると、即FAST/VPが反応。100GB分のブロック大移動が開始したようです。

012VMware側のパフォーマンスグラフを眺める。SATA-RAIDに対して読み込みが、NVMeに対して書き込みが発生している状況が確認できました。

013今回、FAST/VPで追加したSSD領域は130GBぐらいです。残りは、Windows Serverなり入れてみて、Crystal DiskMarkを試すために残しました。さて、単発ディスクの性能比較結果はこれ。

graph_20161116-1いやー、もうね、なんというか桁が違う。特にIOPSの性能差がでかすぎる。Read性能80,000IOPSって、商用ストレージでもそうそう聞かない。多分HDDベースのシステムだとこのIOPSに到達できるのってハイエンドストレージぐらいしかないんじゃないか?と思えるほど。

そして、このベンチマークを実施してるさなか、VMwareのパフォーマンスグラフは楽しいことになってました。

014Local NVMe Diskの読み取り速度、最大値1287434て・・・1,287,434KBps・・・・ギガ超えですよ。しかもサイズ単位は「ビット」じゃなくて「バイト」ですよ。こんなグラフ見たことないっす。せいぜいMAXのスループットで300MBpsぐらいしか見たことがないっす。今時のコンシュマーストレージってこんなにイカレてるんすか?エンタープライズしかやってないオッチャンにはもうわからんなー・・・

さて、そんな化物SSDをUnity VSAにちょいと放り込んだ後の性能なども比較したのが以下の通り。

  • Unity VSA 正は全てのストレージがSATAディスクで構成される外部ストレージを使用している。
  • Unity VSA副(FAST/VP1)は昨日までの構成。内蔵SATAディスクをCapacity Tier、内蔵mSATA SSD 100GB分ほどをExtreme Performance Tierに配置している構成。
  • Unity VSA副(FAST/VP2)は今回の構成。内蔵SATAディスクをCapacity Tier、内蔵mSATA SSD100GB分とNVMe SSDを130GB分程をExtreme Performance Tierに配置してる構成。
  • 端末用ノートPCからCIFS経由でCrystal Disk Markを実行し、性能比較を実施。

graph_20161116-2結果は上記の通り。正直スループットはあまり参考にならないと思っていて、どちらかと言うとIOPS性能にそれなりに効果が現れてるのかなーと感じた。特にその中でもFAST/VP2構成で圧倒的なIOPS性能が出てるのは、恐らくNVMeのおかげなんだろうな。また、Extreme Performance Tierに配置できる容量が若干増えてきたのも一つ要因としてあるんだろう。

なんだかもう、東京いた頃のストレージに対する常識って、今ではもう非常識になってるのかなーと言う印象を受けました。更にこれが5年ぐらい先になったら、今とは全く考え方の違うインフラ構成とかが出来上がってたりするんだろうかー・・・とか。

今でもリプレイス何かのお仕事を対応したりするわけなんですが、例えば既存設計とかに目を通すと「あー、あの頃はこの構成が王道だったなー」とか「今ではこんなに考え方が変わるんだなー」とか、まじまじ考えさせられます。先のVSA無償化の流れもそうですが、いろいろな価値観がこの業界では目まぐるしく変わっていくんですねーということを痛感しております。

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