[Hardware][Server] HPE DL160 Gen8

オンプレミス-技術のお話し

まさか落札するとはなぁ。

ヤフオク!で見つけたサーバなんですが、まぁまぁ意外にも落札価格が1,000円という。
ただ、送料は5,500円もした訳なんですが、予想外にまともな状態のサーバが格安で得られたので、これは自慢をしようという記事です(苦笑)

梱包に1週間かかります

落札後に気づくという恥ずかしいこともあったわけですが、説明を読むと「落札後、梱包に1-2週間かかります」とのこと。出品者は業者さんなんですが、そもそも専門に取り扱ってるのはサーバとかではなく、むしろ機械系の代物・・・・例えばエンジンとか、そういうのを取り扱うお店だったようで、そりゃぁまぁ手間かかるだろうなぁ・・・と思いつつ。

そもそも格安で得られたこと(送料込みでも)だし、別に良いかぁ・・・と気長に待つことにしたわけでして、そしたら1週間経過したあたりで発送連絡があり。その翌日頃に無事着荷しましたであります。

あらまぁ

さて、着荷した品物を開けてみますと、ディスクマウンタなしの3.5インチモデルでした。

ブツ近影

機種はHPE DL160 Gen8です。昔のDL100系サーバはかなーりしょっぱい作りだったんですが、なんとDL160 Gen8は2ソケットです。CPUにはXeon E5-2620が2発入ってました。

メモリはこれまたびっくり、全部HPE純正の64GB搭載です。さらにさらにSmartArray P420搭載、キャッシュメモリは1GB(FBWC)付きでございます。純正でごっつい構成で作られたものがそのまま殆ど使われてない状態で運ばれてきたのかなと言う感じでした。

DL100系らしいなと感じたのは、電源冗長が出来ないことぐらいかなぁ。

・・・・・・・・・・・・はっはーん

が、外観を見てみると・・・・はっはーん

フレームがぐんにゃり

どうやら落下品のようです。実はこのサーバ、四隅が気持ちよーく変形していたんです。なるほど、それで廃棄処分になったサーバってことなのかな?等と考えてみたり。

これだと見栄え悪すぎなんで、ラジオペンチでこの歪んだ1番ベイをうにうにやりまして、過去にディスクを取り外すのに失敗して壊してしまったディスクマウンタを無理矢理押し込みましたところ、それなりにサマになりました。

色々頑張りまして見栄え的には何とか

その後、通電・iLO動作確認・アレイ構築確認等々進めまして、1番ベイにディスクが装填できない以外は何ら問題はないことが確認できました。で、10GbE NICを増設してVMware ESXiを導入し、現在立派に稼働しておりますです。

一点だけ困った事象が起きて、今回搭載したNICはNC522SFP+というデバイスなんですが、これを有効にしてVMware ESXi 6.5 U3を起動したところ、NMIスイッチが入ってしまいPSODに見舞われるという事象が起きました。

色々調べたのですが有効打となるものが見つからず、取り敢えずBIOSアップデートを仕掛けたところ、不思議と正常動作するようになりました。ファームウェア周りは基本的に2012年当時の状態から全く更新されておらず、過去バージョンの不具合にそういう問題が潜在してたのでしょう・・

すくすく稼働中

現在のスペックは以下のようになっています。

  • CPU:Xeon E5-2620 x2CPU
  • メモリ:ECC Registered DDR3 64GB RAM
  • NIC:オンボードGbE x2, 追加10GbE x2
  • HDD: 1TB SATA HDD x3
  • RAID: SmartArray P420 1GB FBWC
  • iLO4 独立ポート x1
  • Hypervisor: VMware ESXi 6.5 u3 HPE Customized Image

現状最も古いPRIMERGY RX300 S6がさすがにCPUパワー不足で辛い日々を過ごしていたのですが、ようやくこの機器から色んな重たいものが外せそうです。とは言え、NVMe SSDをバカみたいに詰めるのはこの機種に限られるので、ストレージとしては長らえさせたいなーと思う今日この頃です。

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