VMUG Advantage契約をした
世界レベルのコミュニティであるVMware Users Group、略称VMUGですが、特典がついてくるAdvantageと言うランクがあります。年間200ドルのお金を会費として支払う必要がありますが、これに伴いいくつか強烈な特典がありまして。
- 1年分のVMware製品の評価し放題ライセンスが手に入る
- VMware Certified系資格試験の受験費用割引バウチャーの提供
とかがその一例だったりします。以前の記事で書いたような気もするのですが、年間ライセンスは最も安価なEssentials(私が使ってる奴)でも3万円超します。これに対して、評価目的であればEnterprise Plusでも、Workstationでも、周辺製品でも何でも使えて200ドルというのは明らかに安いです。
というわけで、暫く我慢をしていたのですが、財布の紐を解き放ってしまいました、はい。
そして複数の製品を勉強しようとダウンロードをしたわけですが、今回以下の2つのものをダウンロードしました。
- Site Recovery Manager
- VMware Horizon 7
この記事では、まずさわりとしてHorizonについて書こうと思っています。
Horizonとはなんやろか?
いわゆるデスクトップサービス化(DaaS)ともデスクトップ仮想化(VDI)とも言われるものを構築するパッケージです。対抗製品として有名なのは、Citrix社のXenDesktopですね。
また、過去に触れたものとして挙げられるのがそのインフラをクラウド上に乗せた「Amazon Workspaces」と「Windows Virtual Desktop」になりますね。
お手軽に出来るPCあるいはサーバの遠隔操作としては、「リモートデスクトップ接続」なんかが挙げられるのですが、リモートデスクトップ接続だと意外と消費帯域が高かったり、マルチメディア周りの連携が弱かったりするわけですが、そこをうまいこと手元にデスクトップを持ってくる品質を提供するに至るノウハウがそうした製品を活用する付加価値ポイントになるのかなと感じます。
Horizonの構成要素
実はVMwareViewの頃からこの製品知ってはいたものの、過去に端末系のお仕事で色々辛い目にあったこともあり、こうした製品からは極力遠ざかっていました。で、せっかくだしなぁと言うことで触れてみると、思った以上に構成要素がシンプルで驚きました。
Horizonのアーキテクチャを一度組み上げてみて振り返ると、こんな感じでした。
中核となるのがConnection Server(通称:接続サーバ)と、そのお隣でひっそりとストレージの制御をするView Composerと言うサーバになります。この2台のサーバがそろった状態で、デスクトップ提供するVMとクライアントがそろえば、LAN内でのVDIが可能になります。
ここから拡張して、Unified Access Gatewayと言うサーバをDMZに設置することで、外部からアクセスさせることも可能になります。UAGは極力セキュリティを高めておいたリバースプロキシアプライアンスのようなもので、GUI上での簡単な操作でHorizonの機能と連携させることができたりします。
実際使ってみて
細かいところは別途記事を作るとして、実際作って繋いでみると思った以上に快適ではあります。インターネット越し(IIJ格安SIM接続)にアクセスしてみても、言うほど画質は劣化しません。少なくとも、P2S VPNを貼った状態からーのポートフォワードをかけつつーの、RDP接続と比べるとかなりの差を感じます。
ただ、回線の細い時間帯(魔の昼休み)は精度は落ちましたが、そうは言ってもRDP接続よりはなめらかかかなと思います。
ただ、先日構成したWindows Virtual Desktopと比較をすると少し弱いかなと感じます。さすがに洗練されてるというか、クラウドに最適化してるのが良いのか、そちら側の接続性、応答性のほうがやっぱり上かなぁと言う感じがしました。
今日はポエムチックな内容まで。その内落ち着いたらまた細かいところの記述を書こうかなと思います。
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