[リベンジ][Windows][Backup Exec]IDR OptionによるOS復旧(WS2K3 R2 SP2 32bit)

技術のお話し

前回の事だけども、Backup Exec IDR OptionでWindows Storage Server 2008のシステムリストアを試みたところ、うまくリストアできませんでした・・・ただ、環境上の問題があり、結構手順が怪しかったりしたのもまた事実です。怪しいのは下記の個所。

  • IDR 復旧メディア作成時に、OSの種類が異なるディスクを使用してメディアを作成した。(システム:Windows Storage Server 2008 64bit Enterpriseに対して、IDR 復旧CDはWindows Server 2008 Enterprise 64bit)
  • これに関連して、言語ロケールが異なる(システム:英語、IDR復旧CD:日本語)

なので、今回はよく仕事でもつかわれる構成ということで、Windows Server 2003 Enterprise R2 SP2 32bitにて試してみた。

まぁ、まずは以下の準備をしておく。

  • 既存SANBOOTサーバをシャットダウン
  • 既存ディスクボリュームをアサイン解除
  • 新規で30GBほどのディスク領域を作成し、サーバにアサイン。
  • まずOSをインストールする
  • NICのドライバがインストールされていなかったので、これをインストールする
  • Windows Updateでパッチを適用する
  • Backup Exec Remote Agentを導入する
  • バックアップサーバからC/System State/Shadow Copy Componentをバックアップ
  • サーバをシャットダウンする。シャットダウン後別途用意していたまっさらなディスク領域をマウントさせておく。
  • 同時にバックアップサーバにてIDR 準備ウィザードを実行、ディスクイメージを作成
  • イメージをCD-Rに焼く

で、復旧開始。

電源を投入し、焼いたCDを突っ込む。そうすると、Windows のインストーラ画面と等しい画面によって各種処理が実施されたのち、復旧用OSが立ち上がる。この間にデバイスの読み取りが発生するのでしばらく待つと、以下のような画面が表示される。ここでは「自動リカバリ(上)」を選択しよう。

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デバイス認識画面。1つだけ×がついているのは、ServeRAID(内蔵ディスクコントローラ)と思われる。最初NICの障害かと焦ってフロッピー作っては読み込ませたけど・・・筋違いでした^^;えへえへ

04ディスクのフォーマットやらパーティション再構築やらが行われる。途中、「フォーマットしてえーのかい?」と聞かれるので「OK!」と答えてあげてる。

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実はすべての処理が順調に進んでいる。Windows Server 2008 だった時に遭遇した「ディスクの設定が一切できない」という状況も全く発生していない。

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どうやって復元するかを問われる。今回リモートバックアップをしているので、一番下の「ネットワークをインストールし、メディアサーバからリストア」を選ぶ。

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ネットワークデバイスの認識・コンポーネントの追加がおこなわれる。イーサネットコントローラという表記のままになっているのは、Intel PRO1000/GTなんだけど、ドライバをそもそも導入していなかったため、認識しないで当たり前ということで。

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設定したはずのIPアドレスが反映されていなかったので、再設定。

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接続先のメディアサーバ情報を求められる。よって必要事項を入力する。

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使用するメディアのリストアが出力される。これを用いてシステムリストアが行われるよということを事前連絡しているということ。

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リストア開始。うーん、無事に回復できてしまった。主導リストアを求められたら「いいえ」を選択

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ウィザードの終了画面が出力される。終了させるとサーバが再起動する。

サーバは一度勝手に再起動するので、一々ビビらないこと。その後もう一度起動させるとプロンプトが出てくるというわけで。

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ちなみにこの後デバイスの再認識が行われるので、手動でのリブートが必要。

・・・というわけで、無事に復旧できちゃいました^^;

やっぱしStorage Serverをリストアするときに結構強引なことをやっちゃったのがよろしくなかったのねと・・・・今度はWindows Server 2008 x64 Enterpriseで試そうかのぅ・・

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