[Hardware] DL380e Gen8をもう少し何とか静かにしたい

やっぱりうるさいDL380e Gen8

DL380e Gen8の静音化に以前挑み、ある程度の静音化は実現したものの、実は季節が変わっていく中で徐々にファンの音がうるさく鳴りはじめてきました。このときのファン回転速度をiLOで見てみると、およそ45%程度の回転数を記録していました。

DL380eで使われてるファン、なにげに40%が閾値というか、この比率を超えて回転し出すといきなり耳障りになるんですよね。なんでそんな不思議な作りをしてるの?と言うのは良く分かりませんが・・

さて、それに伴い部屋に外気を入れてみたりしながら温度調整はしてるわけですが、これまた意外にも20℃あたりを超えるともう既に回転数が高くなる傾向に気づきました。あれ、結構冷えてる気がするんだけどなんでこんなにうるさいのかな?的なー?そんなこんなで暫く格闘してたんですけど、ある日はっと気づいたことがありました。

今度のキーワードは「85℃」

以前の記事でも紹介したんですが、DL380e Gen8のうち、12LFF、25SFFモデルには以下の制約があります。

概要
12ラージ フォーム ファクタ(LFF)または25スモール フォーム ファクタ (SFF) ハード ディスク ドライブ (HDD)ベイを搭載するHP ProLiant DL380e Gen8サーバー ストレージ モデルは、35%以上システムファンを運転する必要があります。

注記: 8 SFF HDD ベイ搭載の非ストレージ型HP ProLiant DL380e Gen8サーバーモデルには影響ありません。

詳細
HP ProLiant DL380e Gen8サーバー ストレージ モデルの前面にある大型のHDDバックプレーンが、HP SmartアレイP420ストレージ コントローラがインストールされているPCI スロット2への空気の流れを制限しています。 HP SmartアレイP420ストレージ コントローラは、85 ℃ 以下で稼動するよう設定されています。 ストレージ コントローラの温度が85 ℃ に達すると、カードの温度が85 ℃を超えないようIntegrated Lights-Out (iLO)がファンの速度を上げます

このようなストレージモデルに対しては、通常のファンの速度は35パーセントです。 この問題が起きると、システムおよびシステムファンは設計どおりに動作します。

サポート情報 – CUSTOMER NOTICE
ドキュメント ID: c04235219
注意: HP ProLiant DL380e Gen8サーバー – 12 LFFまたは25 SFF HDDベイを搭載するストレージ モデルが、35%以上システムファンを運転する必要がある
https://support.hpe.com/hpesc/public/docDisplay?docId=emr_na-c04235219

はい、実は調べてみて分かったのが「SmartArrayの温度が85℃になっていた」と言うことです。
SmartArrayって、結構びっくりするほど発熱すること、それ自体は認識していたのですが、そういえばここ最近ずーっと温度が85℃固定なのです。どうやら、この温度の高さが原因でファンが過回転してるっぽいんですが・・・・・・・・・あ・そういえばと気づいてしまったのがこのとき一点ありまして。

そりゃ熱いわなぁ

NICとSmartArrayの搭載位置です。それぞれを挿しているPCIスロットが隣接しているのです。

NICが普通に1000BASE-Tとかだともう少し事情は変わったかもしれませんが、相手は10GbE NICです。これの発熱も結構要因にあったようで、このデバイスもおよそ56℃程度まで温度上昇をしていました。SmartArrayのヒートシンクとその上にいらっしゃる10GbNICの底面間のクリアランスは実に数ミリメートル程度。

そりゃぁまぁ自分自身の熱の照り返しもあるし、NICの温度も相まって熱くなるよねー・・・・85℃とかすぐだよねー・・・となりました。

SmartArrayカードのお引っ越し

と言うわけでこんな風にしました。

ロープロファイルプラケットですが、意外と見つけづらいです。以前はAmazonとかでも売られてたような気がするのだけど、今回はヤフーで調達しました。ヤフーオークションでもなかなか見つかりにくいので、そこは根気強く。

そして本来DL380e Gen8においてSmartArrayの搭載位置はSlot2です。それをSlot4へ移動することになるので、配線とかは少々無理が出てくることを認識しておいた方が良いです。どういう風にケーブル類を這わせるかとかは予め考えておいた方が良いかな?と思いました。

ファンの回転率はこうしてボードの位置を変更してから以下の状態をキープしています。

ファン回転速度率

35%をキープするようになると、部屋の中のノイズはかなり下がりました。
そして、SmartArrayの温度ですが、どうなったかというと

PCI1は10GbE NICの温度、PCI4はSmartArrayの温度

はい、SmartArrayの温度は66度まで下がりました。19度も温度が下がったわけですね。
これなら当面動かし続けても大丈夫そうです。

入院を近日中に控えてることもあり、私が不在でもサーバが稼働できるよう、そして妻に迷惑がかからないようにと言うことでこの対応をとったのですが、無事にうまく行って良かったです。下手にサーバを買ったりとかしなくても良くなったわけで。

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localYouser

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九州在住のITインフラエンジニアです。 若干病気等に苦しめられながらも、小さな幸せをじっくり噛み締めながらお仕事頑張ってます。