ただただ、ありがたや。
今回、とある知人よりPowerEdge R320が不要になったとのことで、これを頂戴することにしました。
はい!って手を挙げたところ、どうやら運よく一番手だったようです。この機種をいただこうと決断したのは、搭載CPUがXeon E3クラスではなく、E5クラスを搭載可能であることでした。
Xeon E3で必要とするメモリはECC Unbufferedメモリ(UDIMM)です。これに対してXeon E5で必要とするメモリはECC Registered メモリ(RDIMM)です。私が購入できるのは中古であるということも関係するんですが、これらRDIMMのほうが圧倒的に流通量が多いのです。それゆえ同容量であっても安価になりがちで、逆にUDIMMは高くなりがちなのです。そこそこ1CPUサーバでもメモリが積めるぞ、それが自宅環境にお招きする最大ポイントでした。
その後待つこと数日、例のブツはやってまいりました。
状態は良く、ハードウェアの初期不良的なものはありませんでした。電源も500WPlatinum電源が2つ搭載されています。電源ユニットの左側にRAIDコントローラのメザニンカード搭載区画があり、こちらもPERC H710という内臓ものとしてそこそこなものが入っていました。
CPUにはXeon E5-2418L 2.0GHzが1つ搭載、メモリは12GBほど搭載されていました。
HDDは付属していませんが、マウンタとネジが4台分搭載されており、残る4スロットにはダミーマウンタが搭載されていました。
ここは私の手持ちの500GB SATA HDDを4本取り付けています。
当初メモリが8GB程度搭載されるという話を聞いていましたが、付属品として色々つけてくれてました。
- 8GBメモリ、ヒートスプレッダ付き:4枚
- Xeon E5-2420v2 :1個
- iDRAC Enterprise + 専用インタフェースモジュール:1個
さらにパーツを増設
そのうえで、今度さらに追加したパーツは以下の通りです。
- HP NC523 SFP 10GbE Server Adapter:1枚
- Direct Attach Cable (DAC):2本
- 以前DL160Gen8にささってたDDR3 ECC Registered メモリ8GB:2枚
これに関しては実は結構苦労をしていて、NC523がQlogicのNICであることはなんとなくわかっていたのですが、このNC523をVMware社のHCLを見ても全くわからないという状態に陥りまして。最終的に何を調べたかというと、デバイスを認識して表示されたベンダーID,ベンダーサブID、デバイスIDでした。
ESXiホストの設定画面から「すべてのPCIデバイス」を一覧表示を行い、その中から該当のPCIデバイス表示をクリックすることにより確認ができます。
すると、このチップがQlogic 8200シリーズだとわかり、対応している最終のドライバを収録しているのがESXi6.5U3であることが判明、ドライバをゲットして無事適用することができました。以下名称のドライバファイルがゲットできれば大丈夫かと思います。
VMW-ESX-6.5.0-nqlcnic-6.0.63-5078309.zip
適用した後リブートすると、以下のように無事認識されました。

一旦ローカルディスクはRAID5に。

マウンタは4台分あり、これに対してHDDが剰余として6本所持していたので、4本の500GB SATA HDDでRAID5を組んでます。およそ1.36TiB程度の領域として稼働しており、現状はUnityVSA 5.1 OEを動かしております。いつの間にかUnityVSAも5.1がリリースされてたんですね。
現状、あと4本ディスク追加が可能で、そこの構成は今後じっくり時間をかけて決めていこうかなと思います。
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