私の経験上でよく見かけたもの
私はもともとWindowsエンジニアとして社会人生活をスタートさせておりまして、わりかし高可用性を追求する構成というのは当時のMicrosoft Cluster Service(MSCS)を使ったHAクラスタが多かったなーと記憶しています。今で言うならMicrosoft Failover Cluster(MSFC)ですね。
Linuxに対しては実はHAを実務で触るケースはそんなに多くなくて、わりかし多いものとしてはディスクスプリット型のクラスタ(例えばPostgreSQLだとStreaming Replicationを使ったもの)が多く、その同期の仕組はDBに頼りつつ、それ単独では担保しきれないFloting-IPなどの仕組みをPacemakerで代替するような、そんな構成を多く見かけます。
ただ、共有ディスク機能がないのか?というと、当然そんなはずはなく。今回Shared-nothing型の共有ボリュームを構成する手順を確認しておくことにしました。前回の記事にて取り扱ったRHEL HighAvailability Add-Onをベースにした環境で試してみようと思います。