父の実家までの道のりで
1年ぶりに父の実家のある五木村と言う所へ行ってきました。その際、否が応にも令和8年熊本地震が直撃した、氷川町を通る必要がありましたので、その様子をここにつづっておきたいと思います。
熊本市まではたぶん大丈夫。
私はいつもそこへ行く際は、一気に行くのは体力が続かないので、だいたい氷川町の手前の松橋町付近にある宿泊施設で前泊をしてから行くことにしてるのですが、じつはその宿泊所もそれなりの被害を受けていて、まともにサービスできる状態ではなかったので、熊本市街よりも少し手前のところで宿をとることにしました。
そこまで行った段階、植木町だったか、その辺りまではほとんど被害という被害は見受けられず、道路も混雑がそんなにひどいわけでもなく、まさに日常そのものでした。高速道路もスムーズに流れ、とりあえず通行止めなども当初は九州自動車道 植木I.C.まででしたが、これが松橋I.C.までとなり、だいぶ移動は楽になったのではないだろうかと思います。
10年前の地震では、もっとひどかったような印象を受けたこの辺りも、驚異的な回復力もありつつ、震源がより南になったことで影響を受けにくくなっていたのかもしれませんが、ひとまずは何とかなってるんだなというのを確認しながら、翌日目的地に向かうことにしました。
高速道路は熊本I.C.を超えてからが本番
九州自動車道 熊本I.C.から入り、目的地に向かうわけですが、ちょうど熊本空港I.C.を超えたあたりから高速道路のゆがみが目立ちました。あまり速度上げて走ると車が飛びます。特に橋梁前後の段差がジャンプ台みたいになっていて、結構なショックを受けると思いますので、あまりぶっ飛ばさずに速度控えめで走ることをお勧めします。
比較的パーキングエリアは平和だったんですが、松橋I.C.手前にある緑川PAについては、下りは健全なのですが、上りは地震の影響を受けて閉鎖されていましたので、必ずパーキングエリアの状況把握はしておいたほうが良いです。それでも、段差を埋めるためにアスファルトを吹きなおしたりもしたのでしょうね、だいぶそれでもましなほうなんだと思います。
氷川町は戦場だった
この道路のゆがみが、国道3号線に降りてみるとより顕著になります。宇城市の松橋町~小川町ぐらいに差し掛かると、少しずつ地震の影響が垣間見られ、周囲の建物はかなりの確率で崩れてました。小さいころハンバーグを食べた洋食屋さんも建屋の躯体が傾いてました。
氷川町に入るとこれがさらにひどくなります。ジャンプ台の連続です。かなり道路が延ばし押しつぶしされたようで、段差が多いです。ただ、もう鉄板を敷いてたりとかではなく、その段差もアスファルトで埋められており、相当な尽力がなされていることは見てよく分かります。道の駅竜北あたりが特にこの被害がひどく、引き伸ばされた道路は断続的に小さな溝ができ、走るたびにガタンガタンと音がしましたし、段差はそのままでは通過できないので、徐行しないと厳しいです。そうしてどんどん渋滞が発生してるような状況でした。
最もひどかったのは、竜北の先の宮原でして、この宮原でおそらく日奈久断層帯の影響をもろに受けた、高低差20センチ以上の段差を目の当たりにしました。ここもアスファルト舗装でだいぶなだらかになっていたのですが、それでもヒエッとなるほどでした。この宮原で3号線から外れて、五木村に向かう県道25号線に向かうんですが、国道3号線で見た最大の段差を超えるもっと強烈な段差があったりして、通過する際はかなり混乱しました。やっぱり宮原町の区間はだいぶ歩道が崩れ、何とも言えない気持ちで通過することになりました。
東陽町(旧東陽村)もそれなりに被害が出たと思うのですが、道の駅ではちゃんと水も出てましたし、家も崩れたりなどは見受けられず、やはり氷川町の中だけが特に被害が大きく、地震の被害の大半を受けたのだなと痛感しました。
県道25号線は交通量が増えた
この宮原町~東陽町~五木村をつなぐ県道25号線はそのまま村の中心地で国道445号線と合流して人吉に向かう道になるのですが、かなり交通量が増えてました。この時期、人吉から熊本方面に向かう場合は、高速道路を使って八代を経由することが多い(なお、本来は国道219号線という幹線道路があるんですが、これは以前発生した球磨川氾濫によって長らく通行止め状態が続いています。そのため現在高速道路区間は無償化されています)のですが、テレビでもご存じのように現在その道がぶっつりと切れておりこれが使えません。
となると、取れる選択肢は2つあって、
- 球磨村から芦北町へ向かって八代市街を経由するルート
- 県道25号線を使うルート
- 国道445号線を使って五家荘を経由するルート
があるんですけど、そもそも八代市街地もこれまた甚大な被害を受けていて大混雑しているのでおそらく厳しい上、五家荘ルートは慢性的に通行止めになっていて、いわゆる酷道であることから、どー見ても県道25号線ルートしか道がないのですよね。このルートも昔は大通り越えという峠道が難所だったんですが、最近ここ20年ぐらいでトンネルが通ったり、ループ橋ができたりでだいぶ通りやすくはなりました。とはいえやっぱり山道でして、元々そんなに交通量が多いところではないんですが、車が列をなして走るぐらいには交通量が増えました。
かなりRの小さなカーブも多く、センターラインを越えちゃってヒヤッとすることも少なくない道なんですが、ここにたくさんの車が行き交うわけで、やっぱり運転も慎重になりました。センターライン超える人がホントめっちゃ多いのです・・・こちらが超えなくても向こうが超えてきたら事故りますんで、できるだけ端っこを走るように気をつけてゆっくり走りましたとも、ハイ。
このルートを通る人は少なくないと思います
人吉・相良村他、周辺の村や町が熊本方面に出てくるとき、あるいは熊本方面から向かうときなど、このルートを通る人は決して少なくないかと思います。ぜひ道中はお気をつけいただきたいと思います。こういう時、やっぱり譲り合いと言いますか、お互いに安全運転する意識が重要なんだと感じました。
途中経路となる氷川町で休憩を取られる方も多いかと思いますが、今は災害の前線基地的位置づけとなっているところが多いのかなと。いつもとは違う位置づけで稼働してるところも多いことから、何らかの配慮は必要になってくると思います。くれぐれも通行時はご注意ください。


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